上方落語入門の入門

こんにちは。中条あやみのGU起用とCamCan専属モデル決定に、そこまでドメスティック路線に行かなくても、個人的にはもっとモード方向に行ってほしかった・・・と心を痛めている神野です。

 

自分は上方落語が好きで、よく落語を見に行ったりしたり落語家さんとあったりした縁もあり、周りの人に「落語が詳しい人」という扱いを受けたりしまして、そういうときに必ず聞かれる質問があります。

 

「落語、面白そうだし興味あるんだけどどれにどうやって入門したらいいかわからないんですよね。どれかおすすめある?」

 

そのたびに、自分は「まあ、最近だとこういうのがあるよ」みたいなことを言ったりはするのですが、この「興味はあるけど入門できない」層というのが自分の実感としてもかなりあり、知人友人に落語好きがいなければかんたんに飛び込めない、という気持ちはわかります。僕もクラブに行ったときそうでした。ある人はパチンコや競馬もそうかもしれません。

 

とまれ、そんな人向けにかんたんなガイドを書くのも良いかな、正直毎回質問されて自分が寄席情報調べるのもあれだし、と思い今回の記事を書くことにしました

例えばテレビで知ってる人が観たい(ex笑福亭鶴瓶さん、桂南光さん、桂吉弥さん)というのもなく、本当にどの人を見に行ったらいいかわからない」という人が、漠然と上方落語を見に行こうと思って行ってちゃんと笑って「元は取れたなあ」と思っていただくための記事です。いろいろ異論反論はありましょうが、まあご勘弁を。

 

・まずは昼の定席に行くべし!

CDや動画サイトなどで落語を聞くことももちろん可能ですが、その聞き方には多少も弊害もあるため、是非早めに一度落語を生で鑑賞することおすすめします。

寄席小屋と呼ばれるところでは、常に昼に定席と呼ばれる落語の公演が開かれており、毎日6〜8人の落語家がここで落語を披露しています。

東京では新宿末広亭鈴本演芸場など4ヶ所ありますが、大阪で定席が行われているのは二箇所です。

 

天満天神繁昌亭

地下鉄「南森町JR東西線大阪天満宮」すぐ、大阪天満宮すぐにある天満天神繁昌亭は2006年に上方落語協会によって建てられた60年ぶりの関西寄席小屋です。毎日昼席が行われ、収容人数200人で背もたれ付きのソファシート、広いトイレなど清潔な施設となっております。

 

・動楽亭

環状線「動物園前」下車すぐ。桂ざこばさんの自宅を改装して作られたのが「動楽亭」です。こちらは昼席は毎月1〜20日まで開かれています。座布団が並ぶ会場はかつての寄席もこんな雰囲気だったのかなあという気持ちになります。

 

・最初に落語を見るときの注意点

・最初から集中してみない

落語家は定席で6〜8人。時間にすると2〜3時間に及びます。大抵最初の1〜2人は内弟子から10年前後の若手と呼ばれる人です。彼らの特色や師匠の影響、成長を見守るというのも落語の面白さではありますが、最初から一生懸命見ると集中力が切れます。必ず切れます。美術館でも、最初の展示で画家のスケッチや注釈を集中して見て、最後の代表作は疲れて流し見になったりしませんか?(笑)そうならないために前半はのんびりと見ましょう。

 

さて、じゃあメインはだれなの?といわれると基本はトリと言われる最後の人です。ベテラン、大御所レベルの人の芸をちゃんと見るように体力を残しましょう。

 

では誰が出ている会がおすすめか?という質問にも答えておきます。

 

桂雀三郎

上方落語伝説の爆笑王、故・桂枝雀に入門。JR鶴橋駅に着くと流れることでおなじみ「ヨーデル食べ放題」などのヒット曲を持つベテランです。自分は氏の演る「船弁慶」で爆笑したことがあります。

 

笑福亭福笑

上方落語の爆笑王の異名を持つ氏は一度ハマったら抜け出せないほどの濃い芸風で、自身の創作落語でもお客さんを爆笑させる豪腕を持っています。

 

また、上記の二人の師匠はそれぞれ桂雀太・笑福亭たまと優れたお弟子さんを育てています。もちろん彼らもおすすめします。

ちなみに来月の繁昌亭ですと

10/2~8が雀三郎トリ 10/23~29が福笑トリとなっております

とりあえずこの定席を見て、上方落語の印象を掴んだあと興味を持った落語家さんについて調べていけば、落語を見る機会はどんどんつかめると思います。「もっと洗練された芸を見たい」や「もっとぶっ飛んだやつをみたい」といった方向へ行っても、若手を追いかけるといった方向までいろんな興味を持っていけます。ぜひ、楽しい落語ライフを!

繁昌亭昼席

動楽亭10月昼席

最後にまとめると

・繁昌亭か動楽亭の昼席に行こう

・トリが雀三郎さん、福笑さんがおすすめ

 

いかがでしたか?ここまで読んでくださってありがとうございます。